活動報告7月17日(土)


ラットに胆嚢はないらしい。

今日は、約1ヶ月間世話をしたラットの解剖日だった。外部講師の方にご教授頂き1人ずつ自分の担当ラットを解剖したのだが、これは思ったより重労働だった。特に頭部の解剖には骨を切り開く必要があり、これがなかなかに難しい。骨用のハサミで切ろうとするも、大脳を傷つけるのではないかと気が気ではなかった。外科医を心底尊敬する。ちなみに、私は血管をいつ傷つけたかわからなかった。

育てたラットを解剖するというのは、生命倫理を考える1つのきっかけになる。一般的に、さして考えずとも不自由なく、むしろ考えない方が自由に生きていける問いを、しかしわざわざ思考してみるところに真の教養というものは身につくのではないかと思う。


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