第3回グループ活動(平成30日10月4日) 記録者:3A29

 今回第3回となります。本記事では、前回第2回の終盤の議論内容の概要と今回の議論内容について簡単にまとめたいと思います。

目次
1.第2回終盤の概要
2.疑問ⅰについての議論
3.疑問ⅱについての議論←ここの途中で終了
4.まとめ


1.第2回終盤の概要

 私たちは、「社会の一般的倫理感→技術」という一方通行の関係だと思い込んでいました。が、現実としては「技術発展→社会の一般倫理観→技術発展」というU字となっていることに気づきました。
 
 ここでの一般倫理として今回代表して厚生労働省の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」を挙げ、それについて本当にこれでよいかを話し合った。そこで、2つの疑問が発生した。

ⅰ.基礎研究などの「患者の利益に直結しない研究」は指針には具体的には記されていないが、それについてどうあるべきか。

ⅱ.具体的な倫理的規定が記されていないが、明記すべきか。また、加えるとしたらどのような項目か。

 今回はこの2つについて吟味した。



2.疑問ⅰについての議論

 厚生労働省の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」の目的および基本方針には「社会的及び学術的な意義を有する研究の実施」と定められている。この意義に当てはまらないものは研究してはいけないのかを吟味した。
 
 方法1としては、「手法に問題があるかないか」と「患者の利益があるかないか」の2つを組み合わせ、技術はどう制限されるか考えた。
 結果としては「患者の利益」に関わらず、「手法」によって実施されるかどうかを判断すべきとなった。

 方法2は「社会的影響」という要素がどのようにして技術を制限するかを考えた。
 これは、私たちの知識がまだ不足していたため、議論が進展しなかった。この議題は、後日はなすこととなった。


3.疑問ⅱについての議論←ここの途中で終了

 倫理感というものはひとそれぞれ異なるものが合う。そのなかで、共通のものを探し規定することが必要だ。

 私たちは、昔規定された「倫理規定」も現代とは異なる部分はどのように対処すべきかを話した。
 
 途中までの結論としては、倫理とは「1.人を傷つけてはいけない」「2.人間が生命を改変してはいけない」「3.種の独立性を保つ」などが挙げられた。



次回までに知識を詰め直し、私たちの考える「技術と倫理の適切な関係性」を見つけられたらと思う。