2018-01-01から1年間の記事一覧

グループ活動 3B08

10月11日 生命論で技術の発達に伴う倫理的問題を何故授業で取り扱うのかを考えるために、まずは現代の諸問題について話し合った。諸問題というのは、人間が関わる話なのか、社会の話なのかと言う意見が出た。社会の問題には必ず人間が関わってくるため、社会…

第3回グループ活動(平成30日10月4日) 記録者:3A29

今回第3回となります。本記事では、前回第2回の終盤の議論内容の概要と今回の議論内容について簡単にまとめたいと思います。 目次 1.第2回終盤の概要 2.疑問ⅰについての議論 3.疑問ⅱについての議論←ここの途中で終了 4.まとめ 1.第2回終盤の概要 私たちは…

B26(生命論)グループ活動報告9/27

倫理審査について 〈はじめに〉 前回までの指針は ➀普遍的倫理観→➁国とかがだしてる倫理指針→➂倫理審査委員→➃事例(技術) 技術と倫理の関係は以上のようになっており、➀と➃が異なっているとき、どこかに問題があるのでは?それはどこか?どう変えればいいの…

A14(生命論)グループ活動報告9/27

私たちのグループでは、生徒にとっての生命論の意義をテーマに議論しています。タイトルは未定なので(生命論)としておきます。 前回、生命論を評価するために、生命倫理学を指針としてはどうかということで、今回はそれぞれが生命倫理学を調べてくることにな…

2学期で議論するテーマ決め 9月6日

2学期は2つの班に分かれてそれぞれ一つずつテーマを持ち、そのテーマについて議論することになっている。議論した内容は12月に発表する。 テーマは ・生命論の授業意味とは ・倫理審査 の2つとなった。

生命操作をめぐる諸問題 H30年8月27日

*授業の流れ 〔前半〕 はじめに:仏教の生命観 私たち人と動物、植物との関わりはどのようなものなのか。生命操作に関する問題を紐解くヒントとして、「仏教の生命観」が挙げられた。 「全ての命がともに支えあい、つながりあって生きること」(仏教生命観…

ラットの解剖 3A32

ラットの解剖、といっても、涙で視界はぼやけるし、こわくて手は震えるしで、結局私はほとんど何もできませんでした。 その理由はきっと、"死"を見たからではなく、"生"に触れたからだと思います。 普段生活していて"死"を意識することってけっこうあると私…

愛生園 3B08

岡山にある愛生園に行った。資料館では、事前に調べていったことの話を聞いた。初めて知ったことは、愛生園のある長島に本州から行くために橋を渡るのだが、その橋をかけるのにとても苦労したということだ。この橋は、30メートルほどで小さい橋だか、元ハン…

国立ハンセン病資料館 A14

曽祖母が突然、満州で暮らした話をしてくれたことがあります。まだ子どもだった曽祖母が戦時中の満州でどれだけ大変な経験をしたかという話でした。 ハンセン病の元患者といえどふつうのおじいちゃんです。というのは、長島愛生園の学芸員である田村さんのお…

国立ハンセン病資料館見学 3A38

語り部さんの話の後、私は1人、個人的に気になった展示の前で30分以上を過ごした。 流石、国立ハンセン病資料館。日本全国どころか、当時日本が支配下に入れていた台湾、韓国、フィリピンでの日本による隔離政策の歴史、その療養所についての資料(実は映像資…

国立ハンセン病資料館見学 A29

結婚生活は、二人三脚とよく言われる。楽しい事、苦しい事、悲しい事。様々な出来事を共に乗り越えていくことは簡単なことではないだろう。どちらかが耐えられなくなったり、不倫や犯罪などの不祥事を起こした場合は、いくら覚悟があっても、離婚という結末…

愛生園見学 3A06

癩は天刑である。 雷に打たれたようだった。明石海人の詩集『白猫』冒頭のその言葉は、僕の愛生園での学びのすべてであった。 というのは、この文を読むまで、僕はハンセン病療養所をいささか誤解していたのである。これは多分、以前受けた講義、または本か…

長島愛生園研修7/17 3A14

進路に悩むナーバスな高校生にとって、生死の問題は深い沼である。何のために生きるのか、というテーマは誰もが布団の中で考えたことだろう。私の最近の悩みは、なぜ死にたくないと思うのか。今の私は、死にたくない理由がない。死にたくなくないのである。 …

ラットの解剖 B8

来てくださった方の説明を聞いてるときや、実際に解剖しているお手本を見ているときは、1ヶ月ちょっとお世話してきたラットをこんな風にするのかと思っていたが、終わってみれば結構最後までしっかり出来たなと思う。説明のスライドの写真は白黒であったが…

愛生園見学 3A38

他の人たちがハンセン病について詳しく書いてくれると思うので、私は「愛生園に2回行って」どういう考えを持ったかについて軽く書こうと思う。内容が薄いと感じたら、それは申し訳ない。 私が初めて愛生園に見学に行ったのは2年前のことである。1年飛ばして…

長島愛生園 見学感想 1年生

私はこの岡山愛生園での研修を通して、人間の持つ力というものを、良い意味でも悪い意味でも知りました。 良い意味での人の力は、団結して何かを成し遂げることができることです。橋を架けた話についても、愛生園で療養していた人々が一致団結した結果だとい…

愛生園見学 A29

ハンセン病についてどれだけ知っていますか?また、長島愛生園のことをあなたはどれだけ知っていますか? ハンセン病は、結核菌と近縁である「ライ菌」によって引き起こされる細菌感染症である。免疫力が低く、また衛生環境が劣悪である場合に発症する。症状…

ラットの解剖 3A06

演示解剖に僕たちの"子"を差し出した友を密かに恨みながら、息絶えていくそいつを見ていると、なんとなくそのまま死なないような気がした。そのくらいラットの死はあっけなく、自然だった。僕がこれまで見てきた動物の死は、例えば血をまき散らしじたばた暴…

第10回 ラット解剖 A29

私の頭の中には、ラットの生きた姿と、腹を開けられた姿の2つが渦巻いている。 生きているときには、相手のメスを追い回したり、脱走しようとしたりと元気いっぱいであった。飼育しているときには、「あのラットはメスを傷つけていないだろうか,,,」とよ…

7/14 ラット解剖について 3A38

その日の晩、私は酷い悪夢に苛まれました。次の朝、激しい喪失感に駆られました。 実際に経験したことのある人にしか語れないこと、お話しします。 生命論を取るかどうか悩んでいた2年の冬から、動物好きの私にとって、ラット解剖について考えるだけで憂鬱で…

7/14 第十回 ラットの解剖 A14

今回は、川合清洋先生にお越しいただき、ラットの構造等について講義を受けたのち、5月28日から今日まで飼ってきたラットを解剖しました。 生き物がモノになる瞬間を感じたことがありますか。 ラットの解剖をしたいですか、と聞かれて、ぜひ!と答える人はな…

生命論第7回

7月に、生命論選択者と希望者で長島愛生園に見学にいくことになりました。 その見学に際して、ハンセン病についての知識があまりない人たちに向け、事前に色々と勉強したり議論をしている私たち生命論選択者が講義をすることになりました。 そこで、講義につ…

第7回『不妊治療のあり方』3B08

不妊治療は全ての子供を授かりたい人が対象であり、女性や男性という訳ではなく、カップル単位での対象となる。そのため、夫婦のどちらかが不妊治療をはじめたいと思うと必然的に2人で不妊治療を行うことになる。受動的に対象になった人と不妊治療をはじめた…

生命論第6回 『感染病について』

今回は、大阪市立大学の土屋貴志先生に『感染病について』の講義をしていただいた。 はじめの1時間で感染病について、倫理学とは何かを教えていただいた。個人的に印象に残ったことが3つあった。まず、感染症というのは、感染する微生物と感染した宿主の抵…

生命論第五回『“生命”に関わる問題をどう考えるか②』

生命論 第5回 5月24日 テーマ『“生命”に関わる問題をどう考えるか②』 先週に引き続き、堀一人先生にお越し頂き講義を受け、今回は三つの班に分かれて議論したのちその意見を全体で共有するという形式で授業が行われた。 主に、以下の点について議論した。 ①…

生命論第4回 『生命について考える』

生命論 第4回 5月17日 テーマ『生命について考える』 今回の授業内容 ○立命館高校 掘一人先生による講義 ○班になり問題点を提示 今回の授業では掘一人先生にお越し頂き講義を受けた。まず提示されたテーマは、「あなたは臓器移植についてどう考えるか」とい…

「ハンセン病を生きてー君たちに伝えたいこと」感想文(3A06)

この本は、ハンセン病だけの問題ではなく、この社会全体の根本的な問題について書かれているものだった。…本を読む前の僕なら、こっとこの作文課題はこの類の文から始めたであろう。僕の評論文に対する感想文の書き方はたいていいつも同じで、まず逆接の文で…

「ハンセン病を生きてー君たちに伝えたいこと」感想文 3A32

この著書を読み終えた今と読む前とで、私の中で何が一番変わったかというと、長島愛生園に行くこと、それが少し怖くなったということです。なんなんそれ、この本から学べるもっと大切なことあるやろ、などと思われるかもしれません。しかし、偏見や差別はい…

ハンセン病を生きてーきみたちに伝えたいこと感想文(A18)

私がハンセン病の問題について初めて知ったのは中学生のときです。多分ニュース番組でハンセン病に関することをやっていたのだと思います。私はそのニュースを見たときはこんなことがあったのかと思い、ひどい問題だと思いました。しかしそこから何かさらに…

「ハンセン病を生きて―きみたちに伝えたいこと」感想文(B26)

多くの人間は生きている限り必ず差別を受ける。そして、必ず差別をする。恐ろしいのは、差別をしていることに気が付かないことだ。これが、本書を読んでまず考えたことだ。 本書を読み終えて、この本に垣間見える差別の心に驚いた。著者に向けてのものではな…