活動報告6月22日

今日はハンセン病に関する映画、「あん」を鑑賞した。ハンセン病に対する知識を増やし、来月の国立ハンセン病療養所への訪問をより実りのあるものにするためだ。
私自身、ハンセン病の知識は、本一冊分しかなく、驚きが多くあった。
特に驚いたのは、ハンセン病患者が隔離されていた場所だ。そこは、隔離されているという点以外では普通の世界とあまり違いはなく、もう一個の世界があるようだった。患者たちはそこで幸せに暮らしているように見えた。外の世界に踏み出した徳江さんが、差別されて悲しい思いをしていたのを見ると、隔離された世界でいる方が悲しむことは少なくいい気がした。
鑑賞後のグループディスカッションでは、なぜどら焼き屋は徳江さんを雇おうと思ったのかについて話した。街の人のハンセン病に対しての知識は浅く、徳江さんはハンセン病患者であることしか知らないのに対し、彼は徳江さんがハンセン病患者だと知る前に親交を深めており、先入観や間違った情報に左右されることがなかったからかもしれない。
世間のハンセン病に対するイメージのリアルを知り、状況を変えるのはそう簡単ではないことを痛感した。

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