2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

愛生園 3B08

岡山にある愛生園に行った。資料館では、事前に調べていったことの話を聞いた。初めて知ったことは、愛生園のある長島に本州から行くために橋を渡るのだが、その橋をかけるのにとても苦労したということだ。この橋は、30メートルほどで小さい橋だか、元ハン…

国立ハンセン病資料館 A14

曽祖母が突然、満州で暮らした話をしてくれたことがあります。まだ子どもだった曽祖母が戦時中の満州でどれだけ大変な経験をしたかという話でした。 ハンセン病の元患者といえどふつうのおじいちゃんです。というのは、長島愛生園の学芸員である田村さんのお…

国立ハンセン病資料館見学 3A38

語り部さんの話の後、私は1人、個人的に気になった展示の前で30分以上を過ごした。 流石、国立ハンセン病資料館。日本全国どころか、当時日本が支配下に入れていた台湾、韓国、フィリピンでの日本による隔離政策の歴史、その療養所についての資料(実は映像資…

国立ハンセン病資料館見学 A29

結婚生活は、二人三脚とよく言われる。楽しい事、苦しい事、悲しい事。様々な出来事を共に乗り越えていくことは簡単なことではないだろう。どちらかが耐えられなくなったり、不倫や犯罪などの不祥事を起こした場合は、いくら覚悟があっても、離婚という結末…

愛生園見学 3A06

癩は天刑である。 雷に打たれたようだった。明石海人の詩集『白猫』冒頭のその言葉は、僕の愛生園での学びのすべてであった。 というのは、この文を読むまで、僕はハンセン病療養所をいささか誤解していたのである。これは多分、以前受けた講義、または本か…

長島愛生園研修7/17 3A14

進路に悩むナーバスな高校生にとって、生死の問題は深い沼である。何のために生きるのか、というテーマは誰もが布団の中で考えたことだろう。私の最近の悩みは、なぜ死にたくないと思うのか。今の私は、死にたくない理由がない。死にたくなくないのである。 …

ラットの解剖 B8

来てくださった方の説明を聞いてるときや、実際に解剖しているお手本を見ているときは、1ヶ月ちょっとお世話してきたラットをこんな風にするのかと思っていたが、終わってみれば結構最後までしっかり出来たなと思う。説明のスライドの写真は白黒であったが…

愛生園見学 3A38

他の人たちがハンセン病について詳しく書いてくれると思うので、私は「愛生園に2回行って」どういう考えを持ったかについて軽く書こうと思う。内容が薄いと感じたら、それは申し訳ない。 私が初めて愛生園に見学に行ったのは2年前のことである。1年飛ばして…

長島愛生園 見学感想 1年生

私はこの岡山愛生園での研修を通して、人間の持つ力というものを、良い意味でも悪い意味でも知りました。 良い意味での人の力は、団結して何かを成し遂げることができることです。橋を架けた話についても、愛生園で療養していた人々が一致団結した結果だとい…

愛生園見学 A29

ハンセン病についてどれだけ知っていますか?また、長島愛生園のことをあなたはどれだけ知っていますか? ハンセン病は、結核菌と近縁である「ライ菌」によって引き起こされる細菌感染症である。免疫力が低く、また衛生環境が劣悪である場合に発症する。症状…

ラットの解剖 3A06

演示解剖に僕たちの"子"を差し出した友を密かに恨みながら、息絶えていくそいつを見ていると、なんとなくそのまま死なないような気がした。そのくらいラットの死はあっけなく、自然だった。僕がこれまで見てきた動物の死は、例えば血をまき散らしじたばた暴…

第10回 ラット解剖 A29

私の頭の中には、ラットの生きた姿と、腹を開けられた姿の2つが渦巻いている。 生きているときには、相手のメスを追い回したり、脱走しようとしたりと元気いっぱいであった。飼育しているときには、「あのラットはメスを傷つけていないだろうか,,,」とよ…

7/14 ラット解剖について 3A38

その日の晩、私は酷い悪夢に苛まれました。次の朝、激しい喪失感に駆られました。 実際に経験したことのある人にしか語れないこと、お話しします。 生命論を取るかどうか悩んでいた2年の冬から、動物好きの私にとって、ラット解剖について考えるだけで憂鬱で…

7/14 第十回 ラットの解剖 A14

今回は、川合清洋先生にお越しいただき、ラットの構造等について講義を受けたのち、5月28日から今日まで飼ってきたラットを解剖しました。 生き物がモノになる瞬間を感じたことがありますか。 ラットの解剖をしたいですか、と聞かれて、ぜひ!と答える人はな…

生命論第7回

7月に、生命論選択者と希望者で長島愛生園に見学にいくことになりました。 その見学に際して、ハンセン病についての知識があまりない人たちに向け、事前に色々と勉強したり議論をしている私たち生命論選択者が講義をすることになりました。 そこで、講義につ…