2015-01-01から1年間の記事一覧

医療とお金班 第4回~第6回 まとめ

更新が遅くなってしまい申し訳ございません。今回は3回分まとめての投稿です。 以前行った中間発表でたくさんの課題が残されていることを改めて痛感した私たちは、それをひとつずつこなしていく方針で研究を進めることにしました。 具体的には、アメリカの…

医療はビジネスか 第7回

こんばんは、医療とお金班です。 研究タイトルが『医療はビジネスか』に決定致しましたので、ブログタイトルもそちらに統一してみました。 第4回~第6回はそのうちあがると思うのでしばらくお待ちください。 今回の授業で行ったことはだいたいどの班も共通…

死刑制度班

更新が遅れてしまい申し訳ありませんでした。 生命論死刑制度班です。 前回、班員がなぜこのテーマを選んだかを深めていく、ということになりました。 前回は「なぜ死刑に反対するのか理解できない」を応報刑論(目には目をの考え方)から深めました。 今回…

死について考える機会を考える班

更新とても遅れました…すみません… 中間発表では、 ・終着点がわかりにくい ・死生観を問うために語句の知識は必要なのか ・アンケートの前になんらかのビデオを流してはどうか ・アンケートで身の回りの人の死を経験したことがあるかを問う などの意見をい…

医療とお金班 第三回

タイトルの通り、医療とお金班です。投稿遅れてしまい本当に申し訳ございません。 当初は、第二回で借りた本や研究テーマに関連した映画などから得た情報を基にそれぞれの意見を出し合い、出来ることなら討論まで行うというのがこの日の予定でしたが、借りる…

死刑制度について

私たちは死刑制度をテーマにしています。 気づかないうちに班員全員が、結論が出ない問題に向き合うことから逃げてしまっていて、 自分たちが本当に調査したいことや目的を見失っていました。 結論が出るか出ないかではなく、 死刑制度存置派、反対派が対立…

死刑制度について 班活動 第二回

生命論「死刑制度」班です。 前回、わが班は死刑制度に関する知識が不足していると考えられたため、 図書館で探した死刑廃止派の本を各班員一冊ずつ読み、その内容を次回他の班員に伝える、 という予定で終わっていました。 当日、班員に欠席者も出てしまい…

死について考える機会を考える班

はじめに 私たちの班では、どのように死を迎えるかについて考えるというところから始めていきました。特に脳死や尊厳死の場合、本人と家族で意思の相違があったり、そもそも本人が明確な意思表示をしていなかったりすることで、本人も家族も納得できるような…

医療とお金班 二回目

§ 二回目 先週考えた立場の人を探したが、考えた立場とは違った観点で貧困層と富裕層との間で医療における格差があることが分かった。 それは、「臓器移植における優先順位」と、「(主にアメリカにおける)医療制度そのもの」という二つの観点での医療格差だ…

医療とお金班 一回目

§ 一回目 医療とお金の関係を考えるにあたり、何に注目して論を進めるかを決めるために、どのような立場の人が存在するかを考えた。 考え得る立場は次の4つだ。 ,金がないので、多少のリスクがあっても治療を安くで受けたい。 △金がないが、安全な治療を受…

第13回Part2 iPS細胞が変える医療(校外活動)

高橋政代先生の講演 高橋先生は去年話題になった、iPS細胞を用いた網膜の臨床研究・治療をされている方だ。まずはじめに、世の中には「変えたい人」と「変えたくない人」がいて、変える力を持っているのは高校生だと言葉を残された。 高橋先生もまた、アメリ…

第13回Part1 iPS細胞が変える医療(校外活動)

更新遅れててすみません 9月7日に大阪国際会議場で開かれました、読売新聞主催の「ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム」に行ってまいりました報告をさせていただきます。 概要 ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム「次世代へのメッセージ」 参加受賞者 山中伸…

第12回 遺伝子と生命

先日、附高祭でのポスター展示にお越し下さったみなさん、ありがとうございました。 たくさんの方々に見ていただけてとても嬉しかったです。 さて、今回の授業では霜田先生に「遺伝子と生命」について教えていただきました。 1.遺伝・遺伝子とは ○基礎知識…

延命治療 ~自分の人生は自分の意志で生きる~  D組34番

1.延命治療とは 「一般に、回復の見込みがなく、死期が迫っている終末期の患者への生命維持のための医療行為をいう。人工呼吸器の装着、心臓マッサージや昇圧剤投与による心肺機能の維持、水分や栄養の点滴などがある。ただ、「終末期」の明確な定義はなく…

宗教と中絶 〜北アフリカが抱える問題〜   B組10番

現代の私たち日本人にとって中絶とは、良いイメージではないものの社会的に受け入れられている。これは1996年(平成8年)母体保護法として改正された法律により正当な中絶の理由を定め、指定医が合法的に手術を行っていることが基盤にあるだろう。宗教…

断種と優生学

○断種に関する基礎知識 断種 輸精管・輸卵管を手術して子どもをつくる力を失わせること。(国語辞典より) 優生手術と呼ばれることもあり、優生学に基づき、ある集団あるいは個人の血統(種)を断つという側面も持つ。 優生学 人類の遺伝的素質を向上または…

認知症と付き合っていく    C組15番

「認知症」とは老いにともなう病気の一つです。さまざまな原因で脳の細胞が死ぬ、または働きが悪くなることによって、記憶・判断力の障害などが起こり、意識障害はないものの社会生活や対人関係に支障が出ている状態をいいます。日本では高齢化の進展ととも…

代理母問題を様々な角度から考える   D組36番

§1 代理出産について 代理出産とは、子を持ちたいが病気などの理由により妊娠および主産できない女性が、生殖補助医療を用いて第三者の女性に妊娠・出産してもらうことです。代理出産には、大きく分けて2種類の方法があります。サロゲートマザー型とホスト…

尊厳死について  ~尊厳死法制化は実現すべきか~ A組39番

1. 尊厳死とは 尊厳死には、尊厳を保って迎える死という意味と、患者の意思を尊重して延命治療を行わなかった結果迎える死という意味がある。後者の意味で使われることが多く、このレポートでも特に説明が無ければ後者の意味で用いる。 尊厳死において、患…

クローンはなぜいけないのか A組7

①動機 本校の卒業生である山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を受賞したとき同時に受賞したのがジョンガードンだった。授賞理由は世界初のクローンの作成の成功。その当時はアフリカツメガエルのみだったが後にイアンウィルマットがかの有名なドリーで羊、…

性的指向を取り巻く問題     B組37番

1性的指向とは何か 性的指向とは、いずれの性別を恋愛や性愛の対象とするかといった概念のことです。ここでテーマにあげた問題というのは、非典型的な性的指向をもつ人々が社会的な権利を奪われていた、奪われていることを指します。 日本では性的少数者と…

児童虐待 ~しつけとの境界線と、養育環境要因のケースについて~   B組38番

◎はじめに 児童虐待をする親の「虐待ではなくしつけのつもりだった」という言葉をニュースで聞いて、「虐待」と「しつけ」の境界線はどこにあるのか、明確に定義されているのかなどが気になったのでその点を中心に調べレポートにし、また、調べていく中で養…

救急車の有料化について     C組 23番

1.はじめに “救急車の有料化”について取り上げられているニュースを見た。 日本では無料であることが当たり前になりつつある救急車であるが、救急車が救急搬送の受け入れを拒否できないことを利用した不要な119が増え、有料化への検討が進められている。救…

がんとがん治療 ~どっちが苦しいのか~      C組 3番

“がん”と聞いたときに真っ先にイメージすることは何だろうか。「近年患者が増加している」「死亡率が高い」そして、「闘病生活が苦しい」というものなどが挙げられるのではないだろうか。実際に、テレビなどの一般的なマスメディアで特集されている多くのが…

第11回 ラットの解剖

今回はいつも通り(?)外部の先生から抗議をしてもらった後、今学期を通して飼育してきたラットの解剖を行いました。 僕はこれまでにカエル等の解剖を行ったり、鶏を自分の手で捌くといったことを経験していたため慣れてしまったのか、それほど気持が高ぶら…

第10回 不妊治療の実際

不妊治療の実際 今回は、阪南中央病院の藤田圭以子先生と立命館大学の荒木晃子先生をお招きして、不妊治療の現場についてお話を聞かせていただき、その後簡単なディスカッションを行いました。 治療についての知識 そもそも不妊とは、不妊症とは何なのでしょ…

第9回 性的マイノリティをめぐる法的諸問題 ー性同一性障害の問題を中心にー

今回は、 京都大学大学院法学研究科准教授の木村敦子さんに 性的マイノリティをめぐる法的諸問題 ーー性同一性障害の問題を中心にーー というテーマで講義をしていただきました。 ⅰ.概論 1.性的マイノリティとは? ・同性愛…自分と同性の人に対して性的感情…

第8回 医薬品の安全性について

「医薬品の安全性について」 今回は、大阪市立大学より土屋 貴志先生にお越しいただき、医薬品とはなにか、というところから実際にあった薬害事故の例や感染症についてなど詳しくお話を聞かせていただきました。 まず「医薬品」として認められるには、 ・安…

第7回 いのちの限りと向き合う

今回は、淀川キリスト教病院で緩和ケア認定看護師として主にがん患者の包括的な支援を なさっている”杉田 智子”さんにお越しいただき、 「いのちの限りと向き合う」 というテーマで、ホスピスについてお話を聞かせていただきました。 §1 内容 1.淀川キリ…

第6回 出生前診断について ~ディスカッション編~

今回は出生前診断についての3つのテーマでグループごとに話し合いを行いました。 1) 出生前診断、とくにNTPTのような簡単な血液検査は命の選別・抹殺につながるとして行うべきではないのか。 2) グループの1人を妊娠した女性と想定し、その人は自分が出生…