マウスの解剖 3D27

正直な気持ちを書きたいと思います。
解剖する前、麻酔をかけて安楽死させました。目の前で、一瞬で死んでしまいました。目の色が白くなって、眼球が少し飛び出たのをみると、とても気持ち悪かったし、怖かったです。昨日まで自分で世話をしていたんだと思うとさらに怖くなりました。授業の前まで、全然緊張とかしてなかったし、怖いとか楽しみとかも考えてなかったのですが、死んだねずみをみて、本当に怖くなりました。今からこの体を切っていくのかと思うと逃げ出したくなりました。
でも、最初におなかに切り込みを入れると、気持ちはだいぶ変わりました。それを更に手で引っ張って切れ目を大きくすると、もう自分には、それはモノとしか思えなくなりました。内臓とかみるのは気持ちわるかったけど、それはさっきまで生きていたからじゃなくて、ただ単に気持ち悪い(見た目が?)と思っただけです。それも、腎臓みたり、肺を見たりしているうちに、感じなくなりました。楽しいとまではいかないけど、でももっとこの器官はどうなってるのかしりたい、と思うようになりました。
そして最後まで、私には一匹のねずみを殺したんだという実感?みたいなものは感じられませんでした。今でも実感がわきません。
他の人の感想をみると、命の大切さがわかったと書いている人が多いですが、わたしは逆にこんなにも簡単に命を奪うことができるのかと思ってしまいました。それはいけないことだと思うのですが。自分の感覚はおかしいのかなぁと思います。