ねずみの命 <3D22EU>

解剖前は、あんなにかわいがってたねずみを殺すのがいやですごく逃がしてやりたかったです。ねずみはビンの中へ入れた瞬間あっというまにぐったりして死んでしまいました。開ききった目は、昨日まで手にのせて見つめていたかわいらしい赤色ではなく濁った黒色になり、「なんでこんなことするの?」と責められているようで思わず指で目を閉じてしまいました。 解剖は、お腹の皮を切ってしまうとだいぶ抵抗が無くなりました。 先生方の説明を聞きながら腸を出したり、子宮を開いてみたりしていくうちに、すごいなあと感動していました。 ネズミの命を無駄にしないようにと必死でしていたつもりですが、今は、もっとねずみのことを調べてから解剖をしたほうがもっといろんなことを学べたんじゃないだろか?と後悔しています。一つの命を奪うことにひとりよがりであったとおもいます。この解剖実習を通して命の重さを知ることができよかったです。