6月24日の授業(3A27)

今回は本校の卒業生であり、助産師として勤務されている永井先生に実体験を基に講義をしていただきました。
 
助産師さんのお仕事
 → 新生児、乳児のケア
   妊婦さんの妊娠に伴う病気のケア
   お産の介助
   中絶の介助
   マタニティクラス、マザークラスでの指導 etc..
 
 
○バースプラン
 → どんなお産をして、どんな風に新しい家族を迎えるかを考え、出産に関して計画を立てること。
 → 2人1組になってバースプランを考えてみました。
   <例>
   ・3人で出産の時間を共有したい
   ・病院での出産
   ・安産、無痛分娩、自然分娩
   ・カンガルーケアの実施
   ・事前に名前を決めておいて、すぐに呼ぶ etc..
 → 実際に妊婦さんがされるバースプランの例
   <例>
   ・実母、兄弟に立ち会ってほしい
   ・音楽を流す、アロマ、マッサージ
   ・先生による切開はやめてほしい
   ・赤ちゃんが生まれてきたいようにしてほしい
 
 
○カンガルーケア
 → 生まれた赤ちゃんとお母さんの肌と肌が直接触れ合うように、お母さんの胸の上で抱くこと。
   体温調節(保温)や呼吸刺激、愛着形成などの効果がみられる。
 
 
 授業の後半では、実際の自宅分娩の様子をビデオで見せていただきました。
 (自宅分娩はしっかりしたノウハウをもった助産師さんが担当される。)
 
 
○自然分娩
 → 出産を出来るだけ自然に行いたい、新しい命の誕生を夫婦、家族で迎えたいという考え。
   <利点>
   ・自宅での出産では自然な雰囲気の中、家族の励まし等のもととてもリラックスした状態で出産をすること     ができる。
   ・新しい命の誕生の瞬間を家族で分かち合う。また、兄弟にとっては命について、その尊さを学ぶことができ    る。
 
 
 ビデオのあとは永井先生自身の出産時の体験を聞かせていただきました。
 
助産
 → 助産師さんが分娩の介助を行う場所ですが、医師が常駐していないので医療行為が出来ない。
 
 
☆個人の感想
 → 私は出産等に関して漠然とした知識しか持っておらず、今回の講義で初めて知ることができたことがたくさ    んありました。
   また、実際の(自宅での)出産の様子をビデオで見せていただき、命誕生の瞬間というものに深く感銘を受    けました。自宅でということもあり、直前まで妊婦さんがリラックスした状態でおられたことがすごく印象に残   っています。(今まで私の中では病院での出産しかイメージに無く、病院では緊張状態が続くように思えてい   たので。)
   今回の講義を通して、私は実際に起こりうることに対しての知識の曖昧さを知りました。なので、これからこ   の生命論の授業を通して等で知識、理解を深めていこうと思いました。
 
永井先生、講義ありがとうございました!