生命操作について~議論のまとめ chie

3日も遅れてしまって本当にすいません。この前の議論についてのまとめです。メンバーはAyu、まゆ、Go、みっくぃ、midori、chieの6人です。

まず「着床前遺伝子診断と胚選別」についてですが、私の班はこれに反対する人が圧倒的に多くあまり議論が白熱しなかったので、二つ目の「ドナー・ベビー」についてを詳しく書きたいと思います。
これについては初めから意見が割れました。厳密に賛成派、反対派に分けてよいのかは微妙ですが、二つの視点からの意見として見て下さい。
《賛成派》
・助ける方法がそれしかないのだし、自分ならその手段をとりたい。
・その子がしっても、自分の存在を否定するところまではいかないのでは?
・上の子の為といっても親は愛するだろうし、上手くいかなくても両親が話しあって納得すれば大丈夫ではないか。
・その子の為だけにその子をつくる…なんてことはありえない。通常の場合でも他者の為に生まれてくることはありうる。
《反対派》
・上の子が病気じゃなかったら産まれてこなかった→ドナーベイビーの存在意義は?
・親が上の子と同様な愛し方が出来るのか。
・その子だけのために生まれてきた命ではないから(上の子のために生まれている)
・その子が知ったときに、自分の存在を否定するのではないか。
・そもそも受精卵を選ぶのが問題。

しばらく議論を重ねていくうちに、受精卵を選ぶという点では「着床前遺伝子診断と胚選別」と同じなのになぜこっちは肯定できるのか?
それは障害の場合は「違い」が目に見えてはっきりしているが、このケースでは「違い」は上の子の病気に反映されるだけで、目にはみえないからじゃないか?
でもじゃぁやはり受精卵を選ぶという行為は同じだから、その「違い」の程度で是非が決まるのはやっぱりおかしい。
という方向になって、じゃぁ受精卵を選ぶことを考えずに、普通に1/4の確率で適合するドナーベビーをつくることについてどう思うか。を議論しようとしたところで時間が来てしまいました。

本当に議論しがいのある難しい問題だと思います。でも、議論していくうちに、それぞれの意見の矛盾点が見えてきて(それのせいで問題がもっと複雑になるのですが)すごくためになったし、有意義な時間だったと思います。