生命論 第4回目 3C35
今回の授業はグループ討議ということで、3人・3人・4人の3班に分かれて議論を進めました。
霜田求先生の論文 『近未来想定問答あなたならどうする?1生命操作』 の想定に基づき班内で自由に意見を交わしました。
この論文は 「①想定(SF含む)の掲示→②それに対する4~5種類の意見→③考察」 という構成なので、私たちはまず①のみを読んで討論を行い、意見が出尽くした後に②③を読んで意見を述べ次のテーマに進むといったかたちをとりました。
①には 「着床前遺伝子診断と胚選別」 「ドナー・ベビー」 「胚への遺伝子治療」 「デザイナー・ベビー」 「クローン・ベビー」 「人口子宮」 の6つのテーマがあり、「着床前遺伝子診断」の想定について討論した後にそれぞれの班で討論したいテーマを3~4つ選んで話し合いました。
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私たちの班では 「着床前遺伝子診断と胚選別」 「ドナー・ベビー」 「デザイナー・ベビー」 「クローン・ベビー」「人口子宮」 について討論しました。討論で出た意見の一部を紹介したいと思います。
*着床前遺伝子診断と胚選別*
・X氏が子供に自分と同じ思いをさせたくないと思って発症可能性のない胚を選別したのなら許されるのでは
・受精した時点で人なのでその胚を選別することには反対
*ドナー・ベビー*
・産んだ後に愛情をかけて普通に育てるのであれば、上の子を救うという目的があるのでいいと思う
・下の子が自分は上の子のために生まれたと知ったらどう思うだろうか
*デザイナー・ベビー*
・貧富の差=人間の優秀さになってしまうのではないだろうか?
・子どもの生命を親の欲望だけで手を加えてはいけない
・知能など内面的な部分を操作するのは反対だが、容姿など外面的な部分を操作するのは許されるのでは
*クローン・ベビー*
・クローン・ベビーをつくるのは人が生き返るのに近いことであり、人は死ぬという自然の摂理が崩れる
・体細胞から人をつくるのはおかしい
・本人の承認があればいいのでは?
*人口子宮*
・子宮が十分機能するにも関わらず、人口子宮を使用するのは子供を産む覚悟が足りていないのでは?
・子供を産むという責任感が薄れてしまうのでは
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少人数で議論できた分じっくりと話し合えました(^^♪
3人でもそれぞれ違う意見を持っていて、自分と違う意見を聞くことで選択肢を広げることができるな~と思いました!
他の班の意見も知りたいので、のっていない考えなどあればぜひコメントしてください!(´∀`*)