マンモス復活か (T.M)

大学のS先生(SSHでお世話になっている先生)よりメールをいただきました。
みんなにも伝えた方がいいと思ったので、引用させていただきました。
 
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昨日の新聞何誌かに、近畿大学の入谷先生という方がロシアと共同で、
マンモスの復活作戦をやっているという記事が出たのはご存知かと
思います。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG20032_Q2A620C1CR8000/
小生も関心をもって見ましたが、これは”生命論”
で取り上げたら面白いテーマではないか?と思ったものでメール
を書いています。

添付の新聞記事を見て、ジュラシックパークを思い出しました。
生物工学的な面も面白いのですが、別の意味の関心を持ちました。

私の関心は、自然の営みのなかで絶滅した生物種を”人工的”に
再生させることは広い意味での生命倫理のなかではたして
妥当性があるのだろうか?という点にあります。
マンモスの絶滅の一因は、当時の人類が狩猟の対象としたことにある
と言われていますが、それとて自然の営みの中にあると思えば、
疑問は膨らんできます。

この問題は、現在の人類の(破壊的な)活動が多くの生物種を絶滅
に追いやっていることとも関わってきます。

生命論の授業はもうご予定が詰まっているかと思いますが、何か
のおりに触れるのも生徒に考えさせる課題としては良いかな、と
思ったわけです。
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1学期のレポート課題としては、とてもおもしろい題材だと思います。
自然とは何か。どこまで介入すべきか。
科学技術はどこまで許されるのか。
など発展性があります。
どなたかテーマとしてどうでしょうか。
レポートの関係なくても、一度考えてみてください。