生命論 第8回 3D34

遅くなってすいません。
/21(木)の分です。
 
今回は野江済生会病院助産師さんである中野先生に講演していただきました。
中野先生は本校の卒業生であり、年も近いせいかすごく親近感を持って話を聞くことができました。
 
まずは、助産師という仕事の実態についてお話していただきました。
助産師さんの仕事はつぎのようなもの。
思春期の性教育、避妊方法
つわりのひどい人の介助
分娩の介助
赤ちゃんの取り上げ
妊娠期の妊婦への保健指導
産後のお母さん、赤ちゃんへのアフターケア
定期的な妊娠中の健診やその他検査と保健指導
・後期の人工妊娠中絶の介助
帝王切開の補助
 
助産師さんのなかにはアフリカなどへ行ってエイズのことやその他感染症についてなど活動している方もいるそうです。
 
先生の体験談も交えてわかりやすく助産師とはどういう仕事なのか教えてくださいました。
 
ここで私が驚いたのは、男性は助産師にはなれないということ。
数年前に保健師助産師看護師法で名前が変わり、全職業において男性の就業が可能になったと思っていました。
助産師は女性の人生において精神的にも身体的にも大きな変換点に関わる仕事だからなのでしょうか。
前回の藤田先生の講演でもありましたが、妊娠や子供を産むことについての男女間での認識には大きな違いがありました。このことも影響しているのでしょうか。
 
 
 
そして最後に先生のお友達が自宅出産した際のビデオを見せていただきました。
出産のビデオなんて見たことがなくまた、これからもこのような機会はそうそうないでしょうからとても貴重な体験になりました。
今まであまり自宅出産に対して肯定的なイメージを持っていませんでしたが、このビデオをみてイメージが大きくかわりました。
それと、今まで出産というものに対してはただ漠然としたイメージしか持っていませんでしたが、人が生まれる、命が生まれる、その瞬間を見たことで子供を産むということの尊さを感じました。
 
先生自身も現在妊娠6カ月ということで、大事な時期にわざわざ来て講演して下さってありがとうございました。