第3回 遺伝・進化をどう考えるか ~遺伝編~

深夜2時にコーヒー片手に生命論第3回の活動報告していきます。
今回の授業はサイエンスアドベンチャーにより2人のメンバーがアメリカで、またもう一人のメンバーが何故かいませんでしたが、その代わりにOさんが特別参加していました。
今回は『遺伝』について、最先端技術の紹介とともに先生に授業をして頂きました。

・遺伝ってなんだった?
高1・2年の生物の授業で遺伝について一通り習ったはずだが、いざ先生に聞かれると単語や意味が出てこないものだった。遺伝子は何からできているのか?ゲノムとは?セントラルドグマが行われている細胞小器官は?などなどいい復習になった。

・生殖補助技術
受精について男性の無精子症であったり女性の排卵障害によりうまくいかないことがある。最近よく耳にするようになった人工授精や体外受精の技術により、そのような場合でも受精をさせて子どもをつくれるようになった。それに伴い体外受精ではクローンベビー、デザインベビー、ドナーベビーをも生み出すことがほぼ可能になっている。また人工授精での出生前診断体外受精での着床前診断もやってもいいのか議論が交わされた。その他にも体外受精でつくられた(つくると表現していいのやら)大量の受精卵の後処理の問題も話題になった。

・遺伝+αの要因
先天異常について学んだ。遺伝による染色体異常(トリソミー・モノソミーなど)や変異による異常(鎌状赤血球・血友病色覚異常など)だけではなく環境による先天異常も多い。妊娠した母親が、喫煙したりアルコール、薬、カフェインを摂取したり、有毒物質やウイルスを身体の中に入れてしまうことなどが上げられる。

・終末期医療
死因についても遺伝が関わってくる。ガンや白血病のみならず、糖尿病、高血圧、脳卒中心筋梗塞認知症も生活習慣とともに遺伝が大きく関わっている。
こういった人間の死に方に関して、専門家サイドの終末期医療(科学)と一般人サイドの終活
(心理)が近年問題視されている。

~全体の感想~
とりあえずコーヒー3杯目淹れてくる。
前回に引き続き冒頭で基礎知識の復習から始まりましたが、生命論らしいトークが今回もかなり盛り上がりました。生殖補助技術のところででてきた「ミトコンドリア病」(リンク参照「3人の親」からDNAを受け継ぐ子供の誕生を認める、世界初の ...については正直世界の技術がここまで進んでいてのかと改めて驚かされました。それと人工授精が2~3万円、体外受精が30万円程度で行えることにも驚きました。出生前・着床前診断について私は強制すべきではないと感じました。たとえそれらを行ったとして、環境などの別の要因で障がいも持つ子どもが生まれててしまうだろうし、もし減らせたとしても現状でさえ障がい者への理解の乏しい社会が、さらに悪化するのではと思ったからです。

終末期医療についても盛り上がりました。死に方はこんなのがいいと何人かのメンバーが話していましたが、やっぱり健康に長生きできて最後は寿命で死ねるのが一番だなぁと思いました。私の曾祖母は一昨年に101歳でこの世を去りました。さすがに最後の1年は認知症なりましたが、それまでは50人以上の曾孫の名前を書くのが日課で年に一度しか会えなくても名前を覚えてくれていました。そんな人生も憧れますね。

あとは兄弟の話を最後していました。私は4人兄弟の一番上なのでいろいろ実感してきましたけど、やっぱり兄弟は良いかな。
それからあのメンバーに厚生労働大臣がこのまま定着しそう


深夜にだらだらと書き込みましたがいかがでしょうか。私のことはB組の10番なので“微糖”とでも呼んでください(ブラック派ですが)。これから1年間よろしくお願いします。

3B10