ハンセン病講習会 感想

7月に長島愛生園に行かせてもらう事前学習としてハンセン病について学芸員の方にお話をしていただきました。

まず、疑問に思ったこと、もっと知りたいことについて。
重監房ではなぜ取り出した子供をホルマリン漬けにする、などと言った酷いことをしていたのか。
療養所からでて、園内名ではなく本名で暮らしている人はいるのか。
療養所では個別に費用がかかるのか。またその費用はどれぐらいのものなのか。
また、施設内が実際どのようなものなのかや現在の入所者さんたちの生活についてもっと知りたいと思ったので実際に行くのがとても楽しみです。

全体的な感想
春休みに本を読んで少しは理解しているつもりだったけどまだまだ知らないことが多くて勉強になりました。私は世間では差別を受けたとしても療養所の中ではそうではないだろうと思っていました。でも併設された高校では生徒は教員室に入れなかったりテストの答案は消毒されたり過酷な重労働のせいで手足を断絶しなければならなくなった人がいたことを知って療養所で働く人もそんなにハンセン病に理解があった人ばかりではないんだなと少し悲しくなりました。
ハンセン病患者やその家族が社会から隠れたところにいるから一般市民が誤解や偏見をもったまま次第に忘れられていったというプロセスに関してはなるほどととても納得しました。帰って母にハンセン病について聞いてみたところ名前は知ってるけど他のことは知らないと言われたんですが社会にはそんな人がほとんどだと思います。一般市民より元患者の方々の方が偏見と差別を持たれていると意識しているのだと聞いて、自分達は胸を張って生きていいんだと思ってもらうためにも啓発運動をもっとしていくべきだと感じました。

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