ラット解剖実習


今日は二か月間育ててきたラットを解剖しました。
講師の先生が初めに見本として雌を一匹解剖してくださって、その様子を見ていると吐き気がしてきました。
でしたが、いざ自分のラット(ぽんずという名前です)を麻酔の液体が入った瓶にいれるとなった時は思ったよりも気持ち悪くなりませんでした。初めにはさみを入れるときは慎重になりすぎていたけど、切り始めるとスイスイ解剖していくことができました。まず開くと、13匹もの胎児が入った長い子宮が出てきました。切ると、胎盤やへその緒、羊水を確認することができました。胎児はまだ小さかったけれど、脚も手もしっぽもちゃんとついていて生命の神秘を感じました。次に消化管をすべて取り出すと、一本の長い線になりました。長かった。胃のなかがきちんとひだになっていてすごかったです。あと盲腸が長かったのが印象的でした。肝臓の裏側をさわるとあたたかさが残っていました。肺と心臓が肝臓にくらべてとても小さかったです。背中からも切ると、神経が白い線になって見えていました。しっぽは皮を剥いで筋を抜いて肉を削ぐと、骨の構造がよく見えて、今まで図鑑でも見たことがなかったから新しい発見ができてよかったです。首をとるときはさすがに躊躇したけど、頭の皮をすべて剥いで剥製のようにしていたので他の人よりも楽に切れました。頭をのこぎりで切ってピンセットで骨を剥すと脳が見えてきました。右脳左脳でわかれてるのも確認できてよかったです。最後はすべてをもとの体になおして終わりました。
この実習を通して、命の大切さとはかなさ、図鑑通りの組織などを身をもって感じました。こういう機会は貴重なのでとてもよかったです。愛着がとてもある動物やペットとのお別れは悲しいけど、命に感謝して日々生きようと思いました。 3C23