ラット解剖実習 感想

今日は、5月から2ヶ月育ててきたラットを解剖しました。
初めに、解剖生理学の先生に講義と解剖の演示をしていただいたのですが、見ているのが本当に辛かったです。
実際に自分で解剖するとなって、エタノールの瓶に入れて麻酔をかける時と、その後お腹をハサミで切る時とても嫌だったし緊張したけどお腹を開いて消化管などが入っているのを見た時今まで教科書でしか見たことがなかったものを見る事が出来て少し感動しました。
お腹を開くと初めに子宮に胎児がたくさんいるのをみることができました。約10匹ほどが1本の管の中に連なっていて、こんな風に入っているとは知らなかったので驚きました。後で顕微鏡でみると、尻尾とか耳とかが小さいながらに完成していて感動しました。
次に消化管の胃から直腸まで絡まっているのを周りについてる脂肪などをとって綺麗にして一直線に伸ばすと思っていたより長くて驚きました。餌のペレットが腸の所々に詰まっているのがみえて消化の過程を少し見ることが出来たので良かったです。
その後、首を切って顔の革を剥いで脳を取り出しました。脳も教科書で見たとおりのものでした。頭蓋骨を骨切りバサミで切ったのですがとても硬くて大変でした。
最後に身体に出したものを全部戻して解剖させてくれてありがとうという気持ちを込めて、解剖を終えました。
解剖するのは2ヶ月飼い始める時から嫌で、世話をして愛着が湧いてきてからはもっと嫌になっていたけど、生命力の強さや命の儚さ、重みを感じました。倫理的に考えて動物を解剖などで殺してしまうことは良くないことかもしれないけど、解剖してみて初めて感じられたこともあったので、貴重な経験が出来てよかったです。

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