6月1日 堀先生講義1

今日は、立命館高校の堀先生が、「”生命”に関わる問題をどう考えるか」というテーマで講義してくださいました。
最初の一時間は、問題を考えるときどのような視点が必要かということを、臓器移植の問題を通して考えていきました。最初、僕は臓器移植に対して、これで助かる命があるならべつになんの問題もないのではないかと考えていました。しかし、講義で、いつ死んだとするのかという問題や、自己決定に関する、虐待死の場合はどうするのかなど、様々な問題を指摘され、簡単には賛成できないことなんだなと思い知らされました。そして、このような問題を考えるとき、様々な視点からその問題を捉えていくことが必要なのだと思いました。
二時間目は、遺伝子技術を通して、科学技術をどう扱うのかということを扱いました。前回の授業で扱った、遺伝子検査のビジネスを推進しようとする経済産業省と否定的な厚生労働省などの意見の対立の例を挙げ、政府の見解だけでも別れてしまうなどを聞き、政府の情報なら信用できると考えていたので、衝撃をうけました。ほかにも、遺伝情報のもつ特性などを議論し、この問題を考えるときの視点を探したりしました。
また二週間後くらいに堀先生がこの続きを講義してくださるので、今日の講義内容を しっかりまた考えておきたいと思います。