9月7日 生命論

今回は京都女子大学現代社会学部の霜田先生に「生命操作をめぐる諸問題」について講義していただきました。
はじめに、生命操作にはどのような種類があるのかを実際の例を踏まえて説明していただきました。特に印象に残っているのはキメラという例で、科学が発達し1つの生物なのに複数の生物の遺伝子を持った生物が生まれ得る事に、少し怖くなりました。しかし生命操作は、アルツハイマーや糖尿病、自閉症などの病気に効果的な治療法を見つけたり、ヒトの臓器移植に効果的に働くというプラスの面も見られ、生命操作は怖いというイメージがありましたが一概にはそうは言えないなと思いました。
科学技術が発展することによって、人間の欲望は際限なく拡大し、今や「生命」は人の道具や手段となっています。生命操作のプラスの面とマイナスの面の両方を考えて活用していくことが必要ではないかと思いました。
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