活動記録 3c7 4/18

この日は主に妊娠、出産に関する特殊なケース群の資料を基にグループをつくり意見交流を行った。
着床前診断と胚選別について:着床前診断などによって親が障碍をもつ子を育てる負担を取り除くことができる反面、マイナスを取り除くという使い方からプラスを作り出すという転用との線引きが難しいと感じた。障碍を持つ子を事前に判別するのと、頭がいい(運動能力が高い)子を判別することは感情的に考えれば大きな差異があるが、本質的にはあまり差異はないと思う。
クローンベビーについて:想定では亡き恋人の体細胞から作った子であるとされ、この場合において生まれた子に恋人の影を重ねることは自明である。それは生まれてきた子の正常な発達を妨げる環境であると思う。
ドナーベビーについて:子を助けるために新たな子を作るということは、新たに生まれる子の養育費なども考慮しなければならない。目途のないまま産めば兄弟姉妹全員に悪影響を与える。そうでなく、不足ない養育が可能であるならば問題ではないと感じた。