6/19 不妊治療の実際 (3C33 ごい)

関西電力病院の藤田先生が講義をして下さいました。


不妊治療◎

 
 「不妊」の定義・・・2年間、避妊していないのに妊娠しない。
   ↓
 「不妊」のことで医療機関に足を運んだら「不妊症」
  
 
 生殖補助医療
 
  ☆検査・・・ホルモン(黄体・卵管)、子宮内膜、卵管、精液etc.
        →どこに原因があるのかを調べる

  ☆不妊治療 ※、い論舷J篏?緡典蚕(ART)と呼ばれる
    
   .織ぅ潺鵐伊 ΑΑη嗟馥釮鯏舛┐襦(妊娠率約10%)
   
   ⊃郵受精・・・精子を子宮の中に入れる。(妊娠率約10~12%)
           →男性因子(精液濃度が少ない等)が多い

   B粒絢?此ΑΑ成熟した卵子を取り出し、体外で受精させて胚を培養し、子宮内へ移植する。
           (受精率約60~70%)
           →卵管閉塞、ピックアップ障害などに適応   
   
   じ家倞?此ΑΑ細いガラスピペットで、精子を直接卵子に注入する。(受精率約70~80%)
           →に加えて、精子が極度に未熟な場合に精巣精子を使用して行う


 合併症・副作用

  ☆卵巣過剰刺激症候群、多胎率の増加etc.

 
 不妊心理・・・不妊における心理的作用

  環境・対人関係性要因・・・家族の問題
                
  自己信念性要因・・・個人の問題

  医源性要因・・・治療特性から発生
            ↓
           社会性が強い・生活の制約が大きい・可能性の医療
           →多くの犠牲を払っても、必ず妊娠できるとは限らない
            医者と患者の目標のズレ

  これらの要因から、治療内容・費用・カップル関係・対人関係など多岐にわたる不安が募る。
  このような「つらさ」は医療では扱ってもらえない。⇒自分で抱え込んでしまう
 
  ☆対策・・・「インターフェイスシート」=患者力をつける
        →気持ちを明確化、カップルアセスメント
         自己主張を促す、知識をつける、互いを知る など
                 ↓
    「自分達はどのようなサポートを受けたいのか」を、患者自身が主体的に考えることが大切。



 《感想》
  非常に興味深い内容で、不妊治療について様々な観点から学ぶことができて良かった。
  患者さんは受動的になってしまいがちだが、まず正しい知識を身につけて、自分自身としっかり向き  合わなければならない。それをサポートするためには、カウンセラーなどによる「こころの治療」が  医療と同じくらい必要だと思う。


  ・・・以上です!一週間以上遅くなってすいませんでした。
  
  間違いの指摘や補足などあればお願いします。