JT高槻 生命誌研究館訪問 (まつ3b18)

JT高槻 生命誌館に訪問し、お話を聞かせていただきました。
まず館長さんから直接お話を聞かせてもらいました。

「遺伝」という言葉にまつわる話でした。

まず「遺伝」という言葉をきいて何を思い浮かべるか?
→先祖代々伝わるもの
その遺伝についての研究が「遺伝学」

でも英語の遺伝学は「genetics」
遺伝は「heredity」
と表す言葉が違う。
そして一般に僕たちは遺伝ときいて想像するのは「heredity」の方である。

では「genetics」の表す遺伝とは?
→創世「Genesis
つまり受継ぐことではなく、生み出すというイメージ。

 
また印象に残ってる言葉に
「人間だって動物だってすべて一緒である」という言葉。
遺伝子レベルの話をすれば、人間と動物のちがいなんてほとんどなく、バランスがちょっと違うだけで、あれだけの見た目のちがいを生み出しているらしい。
本質的にはハチも人も犬も同じようなものなのである。

人間は子孫を残そうと努力をするが、遺伝子的に考えると、人間はみな同じ祖先をもつのであり、
また「自分の子供」にこだわるが、その「自分」自体が本当に他人と違うのか。
何をもって自分とするのかが不明確であり、そんなことを考えるのはナンセンスである。

だから生命倫理というものを考えるときに、自分たちの遺伝子を残そうだとか、小さいことにこだわるのはナンセンスであり、「生命誌」を考えることこそ、本質が見えてくるらしい。

 
あとは、いろいろ見学させてもらい、楽しみました。