高見先生講義

1時間目では、がんの統計やそれに対する日本の政策についてや、自分らしく生きるということについてお話しいただきました。日本ではがんにかかる人が多いとは知っていましたが、統計を見るとやはり自分に関係ないことではないんだと改めて思いました。そして、自分らしく生きることについては、いくつかある項目で生命論の7人の中でも意見が分かれたりして、人によって大切にしているものは違うのだと知りました。
2時間目では、自分たちがあるがん患者さんの立場だったらどうするかについて意見を出し合いました。余命3ヶ月だと言われた時、家族との時間を大切にするか、まだがん患者に試したことのない治療にチャレンジするか。これも意見が分かれました。治療をあきらめて最後に家族と過ごしたい、思い出をつくりたいという考えや、最後まで諦めずに治療を続けたい!という意見もでました。また、余命を宣告される年齢にもよるのではという意見もあり、年齢を重ねるうちに大切な人が増えていったり、その時々にしたいことも違うだろうなと考えました。
他にも、ぽっくり死にたいか、ゆっくり死にたいかの話し合いもしました。世間のアンケートではぽっくり派が約8割を占めているそうですが、なんと生命論のメンバーの半分がゆっくり死にたいという意見でした。たまたまなのかもしれませんが、やはり今回の講義で話し合う中で自分らしく生きるということをそれぞれに深く考えられたからではないかなあと思います。
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