倫理的なものとらえ方 (3B18まつ)

今日は以前本校に勤めておられた堀先生からお話を頂きました。

生命論の基本となる「生物」と「倫理」の二本柱のうち、"倫理的な側面からの物事の捉え方"というテーマでした。

臓器移植について、それにまつわる問題を考えました。
まずは二人ずつペアになり話し合い、その後みんなで考えを共有するという形。
まとめるとこんな感じになりました。

イメージ 1


<問題点> 
・死の定義
いつ、どの状態をもって「死」と決めるのか。
日本の場合二通りあって、
 Ⅰ.一般的な人の場合⇒呼吸・脈・瞳孔の三点
 Ⅱ.ドナーとして意思表示者の場合⇒脳死

《参考》
脳死植物状態の違い」
脳死は脳幹などすべて脳の機能が死んだ状態。
それに対し、植物状態とは大脳が損傷し意識はないけど、脳幹などは健全であり自律神経など身体の状態を調整する機関は働いている(つまり自発的に生命維持ができる)状態。


・運営者と反対派の対立
法律や文化の違いで移殖に対し反対意思を持っている人たちがいること。
それによって法律の定め方や、資金問題が生じている。

 
なかなか不慣れな言葉が多く、御用・不適切なものなどがあれば訂正願います。
 
~感想~
正直、かなり難しい問題と向き合っているのだと痛感した。
どっちがいいだとか悪いだなんて決められない問題じゃないか。
だからこそこれだけ長い間もめているんだなーっと。
そういう問題に対し、この授業を通じて自分なりの意見を持てるようになれば、大きな収穫だと思うし、仮にその域まで達せずとも、このような問題に対し真摯に取り組んだという経験は大きな糧となることだと思う。
これからの一年が楽しみです。