遅くなってごめんなさい (3D29 sen)

マウスの解剖

今回は獣医さんである河合先生にきていただいて解剖をしました。
まず解剖の前にマウスの種類の説明であったり、歴史的なお話であったり、具体的な解剖の流れを教えていただきました。
そのあと、5分くらい休憩をしてから解剖は始まりました。
河合先生もいろいろな道具を用意してくださっていて、麻酔を持続させるマスクの代わりになる大きな注射器や普通?というか、採血をする用の注射器などなど。

解剖の流れを説明します。

私が解剖したのはメスなので、メスのみ書きます。
 
|脂綿をビンの底に入れて、麻酔であるジエチルエーテルをしみこませる
△修涼罎棒犬ているマウスを入れる
ぐったりしてきたらビンからだし、大きな注射器にジエチルエーテルをしみこませた脱脂綿を入れ、マウスの顔をその中に入れておく
い腹の皮膚をはさみで切っていく
テ眤Δ砲△詼譴鮴擇
Υ梁,鮠紊忙?曽紊欧瞳豐匹鮴擇辰討い、とる
Э澗,版戮鮴擇蠎茲襦もしこのときまだマウスが生きていたら心臓に注射器を刺し、採血する。
┸嫗,鮴擇蠎茲
気管を確認できたら、切り取る
胃、腸などを切り取る
子宮を切り取り、その中にいる胎児を取り出す

マウスは血液が2~3mlなくなると死んでしまうので、すぐに死んでしまいました。

次は頭です。

’愧翅Δ亮鵑良佞浦部分からはさみを入れ、皮膚を切り、強いはさみで首と胴体を切りはなす
顔の皮膚をすべてはがすようにはさみをいれていく
F蓋骨にたてにはさみを入れ、そこから割っていく
で召鮗茲蟒个

ちなみにやりたい人は眼球を取り出したり、視神経を見たりしたようです
ほかにも切ったお腹を縫わせてもらっている人もいました。かなり難しかったみたい。

そのあと4人くらいで、血液を顕微鏡で見るプレパラートみたいなのを作ったり、
先生が作ってきてくださったもので、つぶつぶがある赤血球とない赤血球、そして白血球を見ることができました。

最後はみんなでキッチンペーパーにマウスをくるんで、埋めにいきました。



*感想*
だいぶはしょってしまい、ごめんなさい。
私は家でハムスターを飼っていたので、解剖をするなんて気分が悪くなってできないと思っていました。
若干飼っていたマウスにも愛着がわいてきたころだったので、河合先生の説明を聞いているときは正直気分は悪かったです。
ただ、はじまって河合先生が一匹を見本として、解剖をなさっているのを見ていると、すぐに慣れてしまい、自分で一匹丸々気づいたら解剖できてしまっていました。
一番つらかったのは、自分の手でジエチルエーテルの入ったビンにマウスを入れ、そのマウスが苦しんでいるのを見るところ、さっきまで動いていたのに急に動かなくなり死んでしまったと気づいたときでした。
学校で解剖しているときも、終わってからも、頭痛はしていたんですが、それ以外身体的変化もなく、お昼ご飯を食べずに解剖していたので、そのあと軽くご飯も食べていたし、私はなんとも思っていないのかなと思うと自分がすごく怖かったです。
でも家に帰ってから生きているハムスターを見ると、解剖の最中のことなどいろいろ思い出して、このとき一番精神的に堪えました。
このハムスターの仲間を殺したのに、とか、このハムスターは生きて、かわいがられているのに、とか。
すごい自分の中で本当に解剖をしてよかったのか、という気持ちとか、複雑な思いが生まれ、切ないような気持ちになって、木曜日の夜はなかなか寝付けませんでした。
でも、生命論という授業はやはり、「生」と「死」とを両方経験しないといけない授業(表現悪いけど。)なんだなっと思い、私たちが解剖したことは決して遊びとは中途半端な気持ちでしたことではないし、彼らのいのちを無駄にしたくないと思いました。
今までこんなふうにいのちについて考えたことがなかったし、自分の中で葛藤が生まれたこともあまりなかったので、こうやって考えていることはすごいいいことではあるなとも思います。
マウスは私たちに「生」と「死」とを教えるために死にました。
17匹だけでなく、メスのお腹の中にいた約120匹の胎児のいのちもわたしたちは奪いました。
そのことをこれからずっと忘れることなく、彼らに感謝して、そしてそれを通して、すべてのものに感謝していかないといけないなと思いました。
解剖の写真をアップするといっていましたが、やっぱりやめます、ごめんなさい・・・。