5/16 溝上さんの講義 A32

私は物理学にあまり興味がなかった。全くないといえば嘘になるが、とにかく私は物理が苦手だった。量子力学なんて、知ってはいたけれど一生触れることはないと思っていたのだ。だけど実際には、この世界のあらゆるところに使われている。溝上さんの話を聞いて、量子力学の身近さに驚いた。
いつから人は、AIを作ろうと思ったのだろう。発端はきっと、産業革命だ。人が手を動かさなくても、機械が勝手に仕事をする。それからというもの、人間はだんだんと機械を発展させ、複雑な仕事も任せるようになった。そして今、人間にAIを近づけようとしている。何故だろう。
人間はAIをコントロール出来ると思う。戦闘能力を備え付けない限り。そこについて話し始めると戦争を起こしてしまうのは……と長くなるので話さないが、世界中で平和を望んでいる99%の人々がそれを阻止すればなんとかなるのではないのか。
少なくとも、AIを完璧に人間のようにする必要はない。各役割を完璧にこなせるようになればそれでいい。それで増えた人員を、社会福祉に使えば良いのではないのか。AIに仕事を取られる、なら別の仕事をすればいいような気がする。きっと事態はそんなに簡単ではないのだろうけど。
私達は上手くAIを使っていかなくてはならない。人間も自然の一部だし、人間が作ったものある意味では自然だと思う。もし人間の作ったAIが、人間を滅ぼしていくのなら、それはある意味運命なのかもしれない。自分の作ったものにはしっかり責任を持つべきだし、持てるはずだ。
そして最後に、今回量子力学について、私たちにも理解できるように説明し、私たちの視野を広めてくださった溝上さんに感謝します。ありがとうございました。