活動報告 緩和ケア・ホスピス班(令和2年9月10日)

今回のブログから、三つの班に分かれてブログを書いていくことになります。

わたしたちは、『緩和ケア・ホスピス』をテーマに調査・議論をしていくことにしました。

9月3日の決定から、まずは各自緩和ケアについて調べ、それを9月10日発表し、班の方針を決定していくことになりました。

わたしは主に、インターネットを使って緩和ケアについて調べました。祖母が緩和ケアを受けていたこともあり、知っていることも多いと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。先日の高見先生の授業で知って驚愕したことなのですが、わたしはおおきな誤解をしていたのです。それは「緩和ケア=治療の術がなくなってしまった人が受ける痛みを除去するためのもの」だと考えていたことです。わたしだけではありません。こう考えていた人がほとんどだったのではないでしょうか?
緩和ケアの正しい定義は、簡単に言うと『治療と並行して身体的および精神的苦痛を取り除き、患者も家族も自分らしい生活を送れるようにするためのケア』というものです。緩和ケアにも基本的緩和ケアと専門的緩和ケアの二種類があり、基本的緩和ケアは治療を受ける際に必然的に受けられるもの、専門的緩和ケアは要請を行った際に受けられるものです。しかし、具体的な線引きが分からなかったため、引き続き調べていこうということになりました。

今回は、初回ということもあり全員基本的なことばかり調べてきたのですが、それでも四人それぞれの見方というものもあり、多くの疑問点や調べたいことがでてきました。

それらをまとめながら、わたしたちの班の目標を決めることにしました。

そこで出てきたのが、始めに話した「誤解」についてです。調べるうちに、一般的に「ターミナルケア」と呼ばれる、終末期(治療ができずいわば死ぬことを待つ期間)に行う痛みの緩和のことを緩和ケアと勘違いし、緩和ケアに好意的ではない患者さんや家族が多く存在するということがわかりました。そして、わたしたちはこの例が起こるのは緩和ケアについて正しい知識を持つ人が少ないからだと考えました。

これらを踏まえ、わたしたちは「緩和ケアのことを多くの人に広める」ことを目標にしました。また、緩和ケア・ホスピスを通して、「自分らしく生きる」ことについても考えていこうと思っています。

しかし、わたしたちはただ調べて発表するだけでは不十分であり、何を伝えるべきか、何が正しいのかについてもしっかりと考えていくためにさらに緩和ケアについて知る必要があるとも考えました。

そこで、次回(17日)までにさらに調査を進める、特に調べを進めるうちに出た疑問点や緩和ケアの問題点に重きをおく調査を行うことにしました。

 

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