活動報告(令和2年9月3日)

今回は、次回からはじまるグループ議論でのテーマを決めました。

 

最初に各自それぞれ3つほど考えてきたテーマを共有しました。

主に人の死について、緩和ケア・ホスピスについて、動物と人間の関係について、の観点に基づくテーマが多く出ました。

 

【人の死について】

・人の死に関する法律

・自殺(止められるか、止めるべきか)

・死刑制度

尊厳死安楽死

安楽死をするための機会・制度

・本人の意思確認方法

・未熟児への対応の地域間の違い

【緩和ケア・ホスピスについて】

・緩和ケア・ホスピスの国・地域ごとの比較

・個々人に対応した緩和ケアのあり方

トリアージ問題(コロナウイルスに関連して)

認知症患者のケア

【動物と人間の関係について】

・ラットの解剖(自分たちの経験に基づく)

・アニマル・ミュージック、アニマルセラピーなどの動物を用いた心のケア

 ※これは緩和ケア・ホスピスの問題ではないかという意見もあった

・生命操作(下田先生の授業に関連して)

・ペット・家畜としての動物の命の重さと人間の死への向き合い方の違い

・動物を媒介として人に伝染する感染症

【その他】

・戦争児童文学

・難民の教育問題

売血

・ワクチン否定派

・貧困家庭の世代をこえた連鎖  など

以上のように、生命論で各先生に教えていただいた講義や、夏に行ったラットの解剖を軸としたテーマはもちろん、1学期に各々取り組んだレポート内容や今年あった事件をもとにしたテーマなど、様々なテーマが集まりました。

同じ問題であっても、地域ごとの比較をしたいのか、研究の先端と民間の比較をしたいのか、制度や方について考えたいのか、事例別に応じた解決をとる方法を模索したいのか、と様々なアプローチが共有されることになりました。

生命論開講時に共有したそれぞれの学んでいきたいことが1学期の学びを通じて昇華されたような印象をうけました。

 

次に、それぞれのテーマについて、お互いに何を目的としてそのテーマを考えたいと思ったのか、現行の問題点や状況についてなど疑問をぶつけあいながら、似たテーマをすりあわせ、できる限り全員が一番やりたいと思っているテーマを選ぶことができるように話し合っていきました。

 

結果、今年度は、人の死について、緩和ケア・ホスピスについて、動物と人間の関係についての3つのテーマについてグループに分かれて議論を中心に学んでいくことになりました。

 

それぞれのテーマの詳細は次回以降、グループごとの活動の記録を参照ください。

閲覧ありがとうございました。

 

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