ラット解剖実習 感想3

先生が最初にネズ子を解剖してくださったのを見た時、思っていたほどショックは受けなかったけど、切った時の感じや内臓などが想像していたのと少しちがって驚きました。とにかく赤ちゃんたちのボリュームがすごかったです。案外気持ちは落ち着いていましたが、自分がこんなにしっかり解剖できるのかな…という不安が大きかったです。

自分が育てていたネズミを麻酔にかけたときも今までと同じようにネズミに声をかけたりしていて、その時はあまり実感がわいていませんでした。でもそのあと瓶からだして体を触ったときの体の冷たさに驚きました。
そのあとハサミを入れるのにもあまり抵抗がなくて、サクサクとお腹をあけることができました。まず最初に赤ちゃんたちがでてきました。他のネズミの赤ちゃんよりも大きかったみたいで、取り出してみると、手足やしっぽや目と鼻と口と舌も形になっていて感動しました!母親のお腹からたくさんの血管で繋がれていた胎盤からまた赤ちゃんのお腹にへその緒で繋がっているのも、頭では理解していたけど実際あんなにわかりやすく見られたのも初めてだったので、いい経験ができたなあと思いました。
赤ちゃんをまたひらいてみると、腸や肋骨が透けて見えて、この子たちは本当に産まれる直前だったんだろうな…と思いました。

子宮を出したあと、消化管をすべて取り出しました。先生に言われて胃を開けて洗ったら中がひだになっていたのが印象的でした!肝臓が大きかったり、胃と肺と心臓が小さかったりしたのは人間とちがうんだなあと思いました。背中の筋や神経もきれいに見えました!そのあとは首を切って気管や神経を確認して、脳を取り出しました。うまく取り出せなかったけど、大脳と小脳がはっきり見えました。目は白かったけど真ん中が透明でその周りに半透明な部分があるのが観察できました。

私は文系でたぶん一生こんなことをする機会はないと思うので、だれの目から見てもいいことだとは言いにくいからむずかしいんですけど、体の構造を知れたという意味でも、解剖するために育てたネズミを切るという意味でも、とても良い経験ができたなあと思います。これから生きていく上でもっといろいろなことを大切にしようと思いました。

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