ラットの解剖 C36

ラットを育てることになった時に解剖することはすでに聞いていたので特に愛着も湧かなかったし、毎日の世話もラットが死んだり逃げたりしたら単位が無くなるので死ぬなよ〜とか、逃げるなよ〜と思いながら作業みたいに世話をしていた、事実、放課後のラットの掃除は早めに来て掃除を終えたら即抜けしていたし、他の人たちがラットの写真を撮っていたりしていたが私は一回も撮ったことがなかったと思う。私は家で動物を飼っているので別に動物の世話が嫌いだったり面倒だと思っていたわけではないが、どうせ殺すので別に愛情込めてもな〜と考えていた。
しかし、解剖する時にはラットのことがちょっと可愛そうにはなった、ずっと狭いケージの中で育って大した事もせずに殺されることを考えたら不憫なことだなと感じた。
解剖の時に強く印象に残ったのは臓器がきっちり詰まっていることだった、教科書などで生体内の臓器を見ていても詰まってるイメージはしにくかったのだが実際に観察してみるとぎゅうぎゅうに詰まっていてイメージと現実で結構違うなと思った。
自分の解剖したラットはオスだったので他の人に性別の違うラットを観察させてもらったのだが、顕微鏡で見たラットの赤ちゃんの頭や前足、鼻、後ろ足としっかりと形ができていて多少動いていたのがすごく興味部かかった。

解剖を終えて思ったのは、自分が殺したラットから得た知識を絶対に忘れないようにしようと思った、解剖をさせてくれたラットに感謝したい。