「生命と優生思想」についての討論報告 by ゆう

 私のグループ(まりも・きなこもち・ゆり・raku・まゆ・ゆう・佐々で構成)では、大きくまとめると、以下の2点についての議論になりました。

1.出生前診断を自分が受けたと仮定して…
 将来、もし、実際に自分のおなかにいる胎児が障害をもっているとわかったらどうするだろうか。中絶するだろうという人も、中絶しないだろう、という人も様々でしたが、障害児を子供にもてば、大変なことは間違いないだろう、という意見はほぼみんな一致していて、電車内での目撃談なども述べられました。また、精神的障害か、身体的障害かによっても異なるだろう、という意見も出ました。

2.優生思想について
 今まで、人類は様々は発展を遂げ、技術を得て、弱者を保護し、命永らえさせられるようになってきたけれども、元来、自然の下では、弱者は淘汰されていくのが、摂理であり、人間は一旦そういう力を得てしまったことで、優生学という形で、この考え方が生まれたわけだけれど、優生思想は自然界の本来の姿なのではないだろうか、という意見が出ました。だからといって、今を生きる私達が、優生思想をこぞって推進していくべきだというのではなく、ただこう考えると、優生思想は必ずしも否定されるべきとは言えない、という結論に至りました。

 以上の議論を終えての私の感想を述べたいと思います。
 誰もが優生思想を心の底にもってしまっているのを、1.の議論中実感しました。ですが、そのことは必ずしも否定されるべきではないと私は思います。というのは、障害者を自分の子供に持てば、経済的なことも、日常的な生活も事実だと思うからです。でも、その考え方は、今生きている障害者の方々を自分と切り離して考えてしまっていることが明らかであり、本当に複雑で奥の深い問題だなぁと思いました。

 全体的な授業の感想も書いておきたいと思います。
 私は自分自身、どちらかというと、障害者に対して冷淡な方だと思います。障害者は特別視してしまうし、将来子供を生むとしても絶対五体満足であってほしいと思います。でも、今日小技くんの発表や、議論でのみんなの意見を聞いて、完全にかたまっていた私の「ライン」がゆれました。正直なところ、自分の考え方は人間としてどうなんだょ、と落ち込んでしまいました。でも最後の森中先生のまとめを聞いていて、こうやって自分の考え方を見つめなおすことも生命論の意義なんだろうから、、と少し立ち直りました。これから様々な議題をしっかりと考えて、自分の意見をしっかりもてるようになりたいと思いました。

 拙い文章ですみませんー。。グループのみんな、おぃ、書き忘れてるって!もっと書くことあるやろ!とか思ったら書き足してください!!