長島愛生園研修 2年生(BT)

僕が長島愛生園で一番印象に残ったことは、ハンセン病の患者さんがなんでも自分たちでやっていたことだ。
例えば道路の開拓やため池工事、製塩作業などである。
僕はハンセン病の印象として体が結構弱った人たちだと思っていた。
しかし、今回長島愛生園研修に参加し、歴史館を見て、元患者さんの話を聞くことで確かに体は病気の副作用で悪い方もいらっしやるががそれを込みで強く生きてきた人たちなんだなと感じた。
また、元患者さんの中尾さんの話の中で出てきた、ハンセン病が遺伝する病気であると思われていたために、結婚するときに子供を産ませない手術を施したり、親がハンセン病だが子供はハンセン病でないのに差別を受け、また子供が生まれない手術を受けさせられたりしたということに衝撃を受けた。
このため、この二度と繰り返してはいけない歴史を後世に伝えられる人々がだんだん減っていく。
僕は元患者さんの話を聞いた者として、このハンセン病のことを友達や両親、そして子供や孫に伝えていきたいと思った。