B-40 mii

今日はマウスの解剖実習でした。

はじめてマウスを見た時から、常にマウスを実験対象としてみるようにこころがけました。私はたぶんすごく情がうつりやすいので、世話も事務的に行うようにしていました。
でも、だからといってマウスを安楽死させることに抵抗がなかったかというと、それは違いました。
クロロホルムの瓶の中でマウスが一瞬で生命を失っていくのをみて、生命というものはこんなにも簡単に消してしまうことができるのかと恐ろしさを感じました。
クロロホルムで毛がぬれて動かなくなったマウスは、以前の活発に動き回っていたマウスと同じものであるとはとても思えませんでした。
今日の3時間程の実習の中で2時間以上はマウスの体の解剖に費やし、臓器などふだん見えない体の内側をみるということはすごく勉強になったし、とても興味深かったです。
しかし、今日の実習で一番学ぶべきところは、マウスの死を実際にみることで、生命について自分の中で真剣に考えるということではないかと思います。
人間のために他のマウス等の動物を犠牲にすることが果たして許されるのかという事はわかりませんが、今日の実習で確かに私は大切な何かを得ることができました。
私は、私のために今日犠牲になってくれたマウス達にとても感謝しています。