2019-01-01から1年間の記事一覧
この本を読み終えて感じたのは、得体の知れない不安だった。この本の初版は一九六五年。半世紀以上も前に執筆された文章なのである。いったいこの本から私は何を読み取り、何を考えなければならないのか。そのために、まずはこの本で繰り返し使われる「広島…
1945年の8月16日の広島で起こった惨劇について一つも知らないという日本人はいないだろう。誰もがその話に触れるたび、怒り、悲しみに包まれるはずだ。もちろん私も原爆の話に触れるたびに、このようなことが起こっていいはずがないと憤ったり、悲しみに包ま…
私はこの「ヒロシマ・ノート」を読む前、この本に対して誤った印象をもっていた。私が今までみたことのある広島の原爆投下に関する本や、テレビ番組などは、その被害についてのものがほとんどだった。だから私は、この本も同じように、被爆者の体験談などが…
まず、「ヒロシマ・ノート」を読み始めて率直に感じたことは難しい本だな、ということです。広島や原爆を題材とした文章は今まで何度も読んだことがありましたがそれらは原爆が落とされた当時の状況や被災した人々の体験談が記されたものばかりだったので、…
原爆について二冊の本を読みました。 まずは生命論の課題である「ヒロシマ・ノート」を読みました。この本は、広島の悲劇は過去のものではなく、一九六三年の夏に現地を訪れた筆者の見たものは、十数年後のある日突如として死の宣告を受ける被爆者たちの「悲…
1. 課題図書「ヒロシマ・ノート」大江健三郎著を読んで 私にとって、この本を読むまでの広島についての原爆の知識は、原爆が落とされてたくさんの被害が出たこと、そして幼い頃に広島の平和記念資料館に行っていいようもなく恐怖におそわれたことくらいしか…
私たちは小学生の頃に必ず戦争のことについて学んだ。あるいはそれよりももっと前から「原爆」という単語を知っていたかもしれない。そして数々の原爆に関する絵本を読み話を聞き、作文を書いてきたことだろう。その中で一体どれほどの人が「かわいそうだと…
今回、私は課題図書である「ヒロシマ・ノート」と、新潮新書で有馬哲夫著の「原爆 私たちは何も知らなかった」を読んだ。「ヒロシマ・ノート」が著者の広島での体験記を主としているのに対し、「原爆 私たちは何も知らなかった」では、日本を取り巻く諸外国…
「ヒロシマノート」は、著者は被爆から十数年後広島を訪れ、当時の被爆者の生き様やその治療に尽力した医師たちの姿を描いたものである。広島被爆10周年のある日水爆禁止世界大会が開かれ、被爆者の一人が「生きていてよかった」と語ったというが、それを…
「ヒロシマ・ノート」を閉じたあと、私の胸に強い気持ちがやどったような気がした。大江の文章は静かで、でもとてもあついものを感じた。正直普段読むような本とちがってなんだか難しくて、私には読みにくく思ったけれど、それでも伝わるものがあった。 この…
大江健三郎著「ヒロシマ・ノート」には、広島の悲惨な光景が淡々と綴られていた。今まで学生として原爆を学び、長崎の原爆資料館にも訪れたことがあったが,やはり淡々と人の死について語られていくのは,心にズキズキと響く.一方で,私は大平一枝著「届か…
初めてのの生命論。
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テスト 春ですね。
よろしくお願いします
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